「筋トレは人生を変える」
トレーニーにこういった発言をする人がいるが、あながち嘘ではないと思う。
私も、トレーニング(ボディメイク)を通じて自分をある程度、変革することができた。
以前の自分とは違う自分に変身するのに、トレーニングほど目に見えてわかりやすい手段はない。
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私はトレーニングに失望したことがあるし、トレーニングに希望を見出したこともある。
さかのぼれば、高校時代に腕立て伏せという運動に出合い、大学卒業頃まで取り憑かれたように毎日腕立て伏せをした。
社会人となってから、腕立て伏せをしても、社会的地位や経済力には何ら関係ないと考えて、トレーニングに失望し、その後10年以上の長きにわたりトレーニングから遠ざかってしまった。
しかし、40歳という年齢を前に、ふとしたきっかけからトレーニングを再開したとき、それは若かりし頃の私にとって見えた景色とは全く別の様相をもって現れた。
姿を変えたトレーニングは、私に生きる希望と力を与えた。
日々のワークアウトが、私の体だけでなく意識や思想までも変革した。
日々のワークアウトが、私の周囲の人間は敵なのでなく自分を高めてくれる可能性を持つ同士だと教えてくれた。
そして、日々のワークアウトは、いつしか失っていた「自分を信じる力」=「自信」を私の中に取り戻させた。
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ボディメイクとは、見た目を良い方向に変化させるためのアクションである。
見た目を本気で良い方向に変化させるために、トレーニーはトレーニングを積むだけでなく、食事を変え、睡眠を変え、習慣を変えなくてはならない。
すなわち、日々の生き方そのものに変革を起こさないと、見た目は変わらないのだ。
そして、その過程が自分の中に眠っていた自信や生きる力を呼び覚ましてくれる。
ボディメイクバカ一代
ボディメイクを通じて、「生きる力」を取り戻せ。