男磨き界では9月は重要な月なのだそうだ。
有名な自己啓発系ユーチューバーによると、9月は別名「自己啓発セプテンバー」と言って、ここをどう乗り切るかによって翌年の自分自身のあり方に大きく影響するのだという。
自己啓発をしている男たちにとって、2025年はすでに始まっているのだ。
2024年、残すところあと3ヶ月だが、世間はハロウィンやクリスマスなどでお祭り気分だ。
しかし、自分自身をより高めようという意識の下に生きている私たちにとって、2024年残りの数ヶ月は翌年に向けた助走なのだ。
翌年、何を実現したいのか、どういう自分でありたいのか。
私たちはそれを明確にして、そこに向けた努力を開始する期間に突入している。
ちなみに私の目下最大の目標は
「生殺与奪の権を他人に握らせない」
ことにある。
漫画『鬼滅の刃』の冒頭で、冨岡義勇が主人公の竈門炭治郎に向かって「生殺与奪の権を他人に握らせるな!」と投げかけた有名なシーンがあるが、まさに私自身、それを自分に投げかけている。
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サラリーマンはいわば自分自身の生殺与奪の権を経営者という権力者に掌握されている存在。
私はそのことに常々忸怩たる思いを感じている。
自分と自分の家族の食い扶持を他人に委ねるのでなく、自分の力でなんとかする。
それが私にとっての最大の目標だ。
しかし実際のところ、なにをどうしていいのか、私にはその手段がわからない。
これまでは漠然と自己磨きと称して筋トレをやっていたが、正直、筋トレだけやっていても、経営者から「生殺与奪の権」を取り返すことができないと感じている。
そこで、より具体的な柱を3つ立てることにした。
1.自分自身を鍛える=キックボクシングの試合に出場する
2.自分自身をさらけ出す=ブログを書く
3.自分の力だけで稼ぐ=メルカリに出品する
1については、もともと筋トレをしており、今年7月、実際にボディ大会にも出場し、一つの節目は乗り越えた。
だが、自分の中で今ひとつしっくりこない部分があり、格闘技にシフトすることにした。
そして、格闘技にシフトすると言っても、いわゆるフィットネス目的のボディメイクではなく、対人で実際の暴力にさらされる環境に身を置くことを主眼とした。
現代社会に生きる人間にとって暴力の危害を加えられるリスクというのはきわめて少ない。
それはもちろん正しいことであるが、同時に、男性が男性として生まれ持った、身体の奥底に眠る闘争本能のようなものが呼び醒まされる機会が皆無な社会とも言える。
私は自分の中に眠っている原始的な闘争本能を呼び醒ますために、今さらながら格闘技の試合に出ることを決意したのである。
2つ目。ブログを書くことについて。
はっきり言って、私は当初、ブログを書いて収益化しようと目論んだ。
しかし、ブログで収益化となると、私の単純な頭では、そもそもどうしたら収益につながるかわからなかった。
また、収益化などということを考え始めると、本来自分が思っていることを曲げて、カネのために演技しなくてはならないと感じるようになった。
そこでブログでの収益化は一旦、脇に置くことにした。
そのかわり、このプラットフォームを使って、私が日々考えていることや感じたことのすべてを記録していこうと考えた。
そうすれば、自分自身の振り返りに使えるし、そして、私と同じような思いを抱えて悶々としている同志たちと思いを共有できれば望外の喜びと考えたからである。
3つ目の自分の力だけで稼ぐ。
サラリーマンはどんなに仕事で業績をあげようと、突き詰めれば、それは他人のフンドシで相撲を取っているに過ぎない。
ささいなことでいい、他人のフンドシではなく自分の力でカネを稼ぐことを実現するにはどうしたらよいかを考えた。
そして、一番身近でできそうだと思ったのが「メルカリ」だった。
以前より私の家には買ったけどろくに読んでもいないという本が山積みになっている。
これまでこういった古本は捨てていたか、せいぜいブックオフに持ち込んで二束三文にしていた程度だったが、これを自分で手配して売れば、ブックオフで売るよりずっと高く売れるのではないかとも考えた。
そして、自分で売ったという経験が手に入る。
ささやかかもしれないが、「生殺与奪の権」を自分自身の手中におさめるため、まずは最初の一歩を踏み出そうと思ったのだった。
こうして私は自分の中に3本の柱を立て、実行に移した。
自己啓発セプテンバーにおいて、キックボクシングジムには週3回通うことを目標としたが、なかなか3回通うのは難しい状態が続いた。
とりあえず週2回は死守し、行けなかった日は筋トレなり、ロードワークを行って補った。
ブログについては、とにかく頭に浮かんだことを文章にして記録した。
質にこだわりリリースをためらうより、とにかくリリースすることを意識し、まもなく、記事も10を超えそうである。
そして、メルカリはアプリのダウンロード、登録を済ませて商品を出品まで実行。
実際に成果も出ており、現時点で出品した中古本3冊の売却に成功した。
自己啓発セプテンバー、全体的におおむね順調に進めることができたと思う。
そして2025年に向けて、2024年はラスト3ヶ月となっている。
私の中で、ハロウィンもクリスマスもすでに終わっている。
2025年の飛躍に向けて引き続き攻めていきたいと思う。